多文化子育てサロン「五感でたのしむ親子あそび」2025/6/8(日)

6月8日(日)、石ヶ瀬会館で、今年度第1回目の多文化子育てサロン「五感でたのしむ親子あそび」を開催しました。

今回は、日本、中国、インドネシア、ベトナムの親子50人が集まりました。

講師は、市内の児童センターなどで親子遊びを教えている、おやこのいえnoaCo.の駒田菜月先生です。

まず、先生から「心育て」についてのお話。「みんな昔は子どもだったのに、大人になると子どもの心を忘れがちですよね?」という問いにうなずくパパ・ママたち。「今日は五感を使って、大人も子どもも、思いっきり“楽しい”を感じましょう!」という発声でスタートしました。

最初は、配られた新聞紙を触ったり、ペラペラ音を立てたり、においをかいだり、口に入れてみたり(!)…早速五感をフル活用しています。さらに、破ってみたり、クシャクシャに丸めてみたり、服のように身にまとってみたり、子どもたちが自由な発想でアレンジしていきます。

新聞紙を破った後、今度は色とりどりのクラフトテープで貼り合わせていきます。貼り方、形も人それぞれで、子どもたちの個性が光ります。次にお隣同士の新聞紙をつなげ合わせて、大きな新聞紙のじゅうたんを作っていきます。参加者同士が共同作業することで自然にコミュニケーションも生まれていました。広いホールをフル活用した一枚の大きなじゅうたんが完成すると、上に座ってみたり、みんなで持ち上げて中に入って遊んだり、子どもたちは大興奮!

ひとしきり楽しんだ後は、またビリビリに破って、山を作って身を埋もれさせてみたり、雪のように舞い散らせてみたり…子どもたちの“100%楽しんでいる”キラキラ輝く目が印象的でした。

その後、霧吹きで新聞紙を湿らせてボリュームダウンさせると、今度は工作!

ビニール袋に新聞紙を詰めてモールで縛り、てるてる坊主の形にすると、あとはそれぞれシールやペンで顔を作っていきます。どの子も真剣に表情で集中して取り組み、個性あふれるてるてる坊主たちが完成!新聞紙が次々と姿を変え、何通りもの遊びに展開していくところに面白みを感じました。

ちなみに、てるてる坊主は中国由来のものという説があるそうで、中国出身の参加者に聞いてみたところ、「あまり聞いたことがなく、日本の一休さんのアニメで知った」ということでした(笑)

最後に、今日同じ場所に集まって、参加者が一緒に楽しい時間を過ごせたことに感謝し、みんなで「これもなにかのご縁ですね!」と言って、お開きとなりました。梅雨入り目前となったこの日、おうちでもたくさんてるてる坊主を作って遊んでくれたらと思います。

イベントと通して子ども心を大切にする気持ちと、家ではなかなかできない経験をさせてくださった菜月先生に感謝しています。そして、思いっきり楽しんで会場を盛り上げてくださった参加者、ボランティアスタッフの皆さん、ありがとうございました!