外国人のための防災講座

主 催 : 大府市防火危険物安全協会
協 力 : 東海警察署・大府市消防本部・至学館大学・大府市国際交流協会

7月5日(土)DAIWA防災学習センター・大府市消防本部共長出張所で、「外国人のための防災講座」が行われました。この講座は、市内在住・在勤の外国人を対象として、防災に関する知識や技術を身につけ、安心で安全な暮らしができるようにサポートしていくためのもので、約70人の外国人の方が参加しました。参加者はグループに分かれて、各言語の通訳とともにブースをまわり、説明にしっかりと耳を傾けていました。

内容は、①警察署・防災センターによる防災講話 ➁地震体験車 ③消火器体験 ④煙道体験、はしご車・ ポンプ車の見学・撮影 ⑤避難所体験 です。

地震体験では震度7の揺れを体験し、今まで経験したことのない強い揺れに驚いていました。煙道体験や消火器体験では、実際に火災に遭った場合の逃げ方や初期消火の実践的な方法を学び、真剣に取り組んでいました。また、災害時にはトイレが使えなくなることがあるため、身近な材料で簡易トイレを作る方法などを教えてもらいました。

災害は、いつ、どこで発生するか予測することはできません。そのため、いつ発生しても慌てずに対応できるように準備しておくことが大切です。特に外国人の場合、言葉の壁により必要な情報が手に入りにくく、混乱する可能性があります。日頃の備えとともに、地域の皆さんと協力し合うことが必要になってくると思います。 大府市にはたくさんの外国人が住んでおり、その数は年々増加しています。地域住民の一員として、災害時には国籍を問わずお互いに協力し合えるよう、日頃から地域の防災活動に参加したり、近所同士で声を掛け合ったりするなど、つながりを作っておくといいですね!